世の中で一番ウマイんじゃないか?網走のタラバ
2月の網走。
こう言っちゃ何だが・・・自分の金で行くコトはないだろう(笑
それが行けるのが、出張のイイところ。
女満別空港に降りて
1時間くらいでバスターミナルへ到着。
周囲は全部、雪だらけ。
ちなみに要ったのは2006年の2月末。
「去年やないか!」という突っ込みはスルーしておく。
仕事はとっとと終わらせておいて、
事前に調べておいたお店へ行く。
行く・・・真っ暗(笑
北海道は「北」というイメージというか事実というか、
そちらばかりが優先されているが、網走まで来ると「東」というコト。
4:30には暗くなる。
そして当日は軽く雪。
身動き取れんって。
とはいえ歩く。
せっかく初めて来たところだし、
次にいつ来るかわからないのだから、
そりゃ少し歩いてみたい。
で、行ったのがこの店。
http://www.tarabagani.co.jp/50.html
店の前はオホーツクの海。
開いてないかと思うような入り口を入ると、そこは土間。
・・・ホントに水産問屋。
その土間に、小さい船の模型?祭の神輿?が置いてある。
そしてその奥、「ただの階段」を登っていくと、
ようやく居酒屋らしい雰囲気に。
そこそこ広い部屋に、長テーブル、
そしてそのテーブルの真ん中に「炉」が掘ってある。
「何にします?」
いきなりぶっきら棒なおばちゃん(笑
もちろんビールをオーダー。
ココへ着たら目的は一つ!
タラバガニ(¥2,980)!!!
・・・どのくらいの量?一人で食べられる?
「食べてしまう方もいますよ」と。
・・・あと、ホッケと“いももち”。
地方での「大した量じゃない」じゃ信じない(笑
信じないが・・・やっぱいろいろ食べたいからね。
そして出てくる、タラバの山(笑
・・このタラバ、生でも食べられるの?
だって食ってみらたいじゃん(笑
「これは食べられませんよ、必ず焼いてくださいね」と、
とっとと焼き始める。
そう、この店は焼いてくれる。
・・・どのくらい焼くの?
「ウチのタラバはねぇ~、さっとあぶる程度、周りがちょっと火が通るくらいでイイんですよ」
「こんな食べ方を出来るにはねぇ、よっぽど新鮮じゃなけりゃダメなんですよ。冷凍のカニは臭くなっちゃって絶対にダメ。ウチは水産会社だから、冷凍しない生のままなんです。生でも食べられるくらいなんですよ」と・・・
おい!お前!!さっきは「生じゃ食えん!」って言っただろ!!!意味ワカラン!!!!!
大人なボクは突っ込みませんでした(笑
というコトで、これ全部、ボクの♪(笑
ってか、これ、まだ一部(笑
このタラバの爪、
直径5cmくらいあります。
ホッケ。
30cmくらい。
巨大過ぎ。
キッチンハサミでタラバの甲羅を切る・・・ではなく「割る」。
切れねぇよ。
中の身をゴッソリの取り出して、
そのレアな状態で食べる。
・・・・・今まで、色んなところ色んなモノを食ったけど、最高にウマイ部類の一つ。
やっぱ「レア」ってイイねぇ。
「生」もウマイけど、レアもイイ!
そして、目の前で炭火で焼いてくれるから熱々を食べられる。
やっぱ現地に行かんと食えんよ、こんなの。
話は変わるが、網走には立派なスーパーがある。
BASICという店。
入ってみると、現地の面白いモノをたくさん売っている。
結構デカイのが2500円くらい(笑
やっぱ現地は安い。
同じくらいのモノを新千歳空港で買おうと思うと、たぶん3倍くらい。
8000円コース。
あらステキ♪
だから、この店で食べられるような立派なタラバなんて、
空港で買うとン万円じゃねぇの?
シャレにならん。
店を出る時に気付いた。
流氷が飾ってある!
どうやら1週間ほど前に、店の前についていたらしい。
海で現物は見られなかったけど、
これはコレで満足。
向こうの人は神様みたいに扱うのね。
とにかく、うまいタラバを
食べたい方、「自分の金じゃ行かない!」なんて言わず、
交通費を払っても網走には行くべきですな。
ツアーなら安いから。