外房勝浦の大冒険? まるろ | 食べる!出張経費

外房勝浦の大冒険? まるろ

朝7時。
車に乗って、海へと向かう。

・ ・・はいはい、どうせレンタカーですよ。
・ ・・どうせ仕事ですよ。
所詮、そんなもんだ(笑)

外房の勝浦へ向かう。
ちょいと打ち合わせ。
新宿のトヨタレンタカーを出発し、
首都高を抜け湾岸を走り、君津から房総半島を横断して3時間半。
普段、運転し慣れない私にはかなりの重労働(笑)

鴨川にて1時間程の打合せを済ませ、天津小湊でちょいと「日蓮上人生誕の寺」に寄・・・ろうと思ったら、駐車場代を取られるような商売っ気丸出しの寺なので車の中から見学し(笑)、
安房勝浦に着く。

「じゃらん」のHPでこれといったところが見つからなかったので、
勝浦市内を車で適当に走ってみる。
小さい町なので、あっという間に商店街が終わってしまう。

・ ・・メシを食うとこがない(T_T)
Uターンしようと思うと、そこは一方通行の出口。
そんなこんなで、取りあえず適当にあった店に入ってみる。

外観は最近できたばかりであろう、小奇麗なカフェ風というか自宅風というか(笑)
しかし店の前に出されている黒板には「しょうが焼き定食800円(金額適当)」とか書かれている。
オヤジな私はそういうとこには期待しないのだが、
逆にキレイな店はトイレもキレイなのでそれはそれで嬉しい。

中に入ると、壁にはたくさんのメニューが掛れた札が貼られている。

「なめろう¥1260(これは正しい・笑)」
そう、外房といえばイワシ料理。
なめろうはその代表選手。
なめろうとは、イワシの刺身を包丁で叩き、味噌と大葉や青ネギや生姜等の薬味と混ぜ合わせた漁師料理。

その昔・・・と言っても10年は経ってないのだが、
会社の独身寮に住んでいた頃、同じ寮の先輩と九十九里へ行き、
イワシ料理専門店に行ったことがある。
そこで食べた「なめろう」・・・臭かった。
生臭い。イワシ臭い。
もう、そのまま(笑)

あれから久しく食べてない。
まぁ、外房に行く機会が無ければ、食べる機会が無い(笑)

「せっかくだから」
やっぱこの精神(笑)
現地でしか食べられないものは、現地に行ったら食う。
それが基本。

・ ・・あの「なめろう」って定食にならないんですか?
「なめろう」は定食じゃなくて一品料理だった。
「¥320で定食になりますよ」

頼んだ直後、キッチンから包丁で叩く音がする。
当たり前なのかも知れないが、「作り置きをしてない」という些細な事が、
現地で食べるか都内の料理屋で食べるかの鮮度の差だったりする。
そんなことを思いながら待ってると・・・

デカイ!
すか○らーくのハンバーグより遥かにデカイ「なめろう」様が鎮座ましました「なめろう定食¥1580」が!(笑)

醤油をつけて口に入れる。

ぷりぷり?
ねっとり?
ぽよぽよ?
たぷたぷ?

難しい・・・
要するに、ぷりぷりねっとりぽよぽよたぷたぷした「なめろう」が、
臭みもまったく無く、程よい薬味の味と共に口に広がる。

すごく不思議な食感。
食べた事が無い。
しかもウマイ。
10年前のあれはなんだったんだろう?
それ程、違う食べ物みたい。

イワシがこんなにウマイとは。
これを「魚の味」と思っていたら、都内じゃいわしなんか食えんわな。

そこで問題が。
ウマイ。
すばらしくウマイんだよ、なめろう。
だけどな、「飯のおかず」にはちとキビシイ(笑)

基本的に、私は「刺身定食」が理解できない方なので、
それを承知のまま頼んだから仕方ないのだが(笑)

食が進む・・・のは「なめろう」だけ。
しかし、デカイから終わらん!(笑)

外房のなめろう。
すばらしくウマイ魚料理だ。

あれを、4人くらいで飲みながらつまんだら最高だろう。
車で、しかも1人で行ってるのが悔やまれる。

・ ・・その後、会社へ戻り、その店をHPで調べる。

「皿うどんの店 まるろ」
何じゃそりゃ?
そうだったのか?(笑)

http://katsuura.009.ne.jp/shop/frame_ns.html