軽井沢の老舗  フレスガッセ  | 食べる!出張経費

軽井沢の老舗  フレスガッセ 

私にとって軽井沢は「庭」みたいなもんだ。
こう書くと「う~ん、ブルジョア~」と勘違い人もいるかも知れないが、
そんなことはない。
地元が群馬の高崎で、あの辺しか遊び場が無かっただけの話だ(笑)

とはいえ、私が遊んでいた頃からずいぶんと変わり、
バブル期のタレントショップ全盛の時代を経、新幹線が通り、駅がきれいになり、
今、別の意味で話題のプリンスホテルのアウトレットが登場、
人の流れが完全に変わってしまった。

そのアウトレットに仕事がある。

群馬側からトンネルと抜けると・・・そのはやっぱり雪国だった(笑)
しかし、ここ数日の暖かさのせいか、新幹線を降りても暖かい。
ちょっと期待はずれ。
はずれてくれて良かったのだが。

朝10時に客先に着いて1時間ちょいのお仕事。
毎度のことだが、移動時間の割に仕事量が少ない(笑)

ランチタイムを目指して仕事量を調整する。
で、アウトレットから反対口に回ってその店に向かう。

フレスガッセ。

・ ・・昔の田舎の定食屋のような店構え。
中に入ると、昭和30年代から使われていると思われるようなテーブルとイス。
壁は・・・。
オブジェも・・・。
う~ん・・・コメントしづらい(笑)

とかく、「ソーセージ盛り合わせ定食¥1155」を頼む。
もちろん、壁にかかったメニュー表は手書き。

「お待たせ~」
味のあるおばちゃんが持ってくる。

どうも、何となくすべてのバランスが変(?)なんだよね。
フレスガッセという店名。
数十年を経た日本風な定食屋。
それと共に経て来たおばちゃん(笑)

いや、悪い意味で言ってるんじゃないのよ、
古き良き避暑地の風格と言うか・・・言えないか・・・???(笑)

で、次の変なバランスが定食そのもの。

太いフランクフルト3本。
同じ皿に、とんかつ屋のようなキャベツ(でも切り方は荒い/笑)
ごはんと味噌汁。
割り箸とナイフとフォーク。

???
いいのか?
いいんだろう。
まあいいじゃん(笑)

そんなこんなで、太いフランクフルトにナイフを・・・

ぷちゅっ!

肉汁が飛び出す。
たぶん、「元祖でぶや」だったら、ココで何かコメントする瞬間だろう。

それにしても大量の肉汁。
噛むと、またじゅわぁ~っと・・・

いや、ウマイ!
荒挽き具合が気持ちいい!
たぶん下茹でしたものを軽くフライパンで焼いてある。
その、ホンの少しの焦げ目が皮のパキパキ感がまたたまらない。。

太さ2cmくらい。
長さ約10cm。
1本なんてあっという間(T_T)

さぁ、2本目。
・ ・・ん?やっぱ?
そう、味が違う。
そりゃそうだよな、「盛り合わせ」なんだから。
全部同じだったら「盛り」だ(笑)

2本目は香辛料の香りが効いている。
これが多分、「荒挽きポリッシュ」だろう。

で、3本目。
これが私が一番、ウマかったのだが、
生のコショウの実かな?
緑色の辛い粒が入っている。
唐辛子系の辛さでは無く、コショウの辛さ。
まぁ・・・であればコショウか(笑)

総じて言えるのは、粒マスタードをつけるのがもったいない!
ソーセージと一緒についてきて、
少しづつ付けてみたのだが、
せっかくのおいしいソーセージに対して、
味を消してしまうとまでは言わないが、何も無い方が遥かにウマイ。
そんなソーセージは珍しいんじゃないかな?

出て来た時、¥1155はちょいと高いかな?と思ったのだが、
食べてみれば満足。
でも、もう1本、欲しいかな?

やっぱ、本当にウマイ店は巨大資本の商業施設では無く、
こういったところに隠れているのね。


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